CIDR /24・/27・/30・/31・/32の違い|IP数・ホスト数早見表
CIDRのプレフィックス長が1増えると、IPv4のアドレス数は半分になります。必要IP数だけで決めず、予約IP・将来拡張・接続用途まで確認してサイズを選びます。
このページで分かること
- /24・/27・/30などの総IP数
- サブネットマスクとの対応
- 一般的な利用可能ホスト数
- /31・/32を通常のサブネットと同じ扱いにしない理由
先に結論
総アドレス数は 2^(32−プレフィックス長) で求められます。ただし利用可能数は環境で変わります。一般的なIPv4 LAN、ポイント・ツー・ポイント、AWS/Azureなどを同じルールで数えないことが重要です。
実際のCIDRを計算する
IP/CIDRを入力して、ネットワーク境界、利用可能範囲、クラウド予約IP、既存CIDRとの重複まで確認できます。
CIDRプレフィックスとIP数の早見表
IPv4は32ビットなので、プレフィックス長が大きいほどホスト部が短くなり、アドレス数は少なくなります。下表の「一般的な利用可能数」は、ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを除く従来型IPv4サブネットの目安です。
| CIDR | サブネットマスク | 総IP数 | 一般的な利用可能数 |
|---|---|---|---|
| /16 | 255.255.0.0 | 65,536 | 65,534 |
| /20 | 255.255.240.0 | 4,096 | 4,094 |
| /21 | 255.255.248.0 | 2,048 | 2,046 |
| /22 | 255.255.252.0 | 1,024 | 1,022 |
| /23 | 255.255.254.0 | 512 | 510 |
| /24 | 255.255.255.0 | 256 | 254 |
| /25 | 255.255.255.128 | 128 | 126 |
| /26 | 255.255.255.192 | 64 | 62 |
| /27 | 255.255.255.224 | 32 | 30 |
| /28 | 255.255.255.240 | 16 | 14 |
| /29 | 255.255.255.248 | 8 | 6 |
| /30 | 255.255.255.252 | 4 | 2 |
| /31 | 255.255.255.254 | 2 | 用途依存(P2Pでは2アドレス利用可) |
| /32 | 255.255.255.255 | 1 | 単一IPを表す |
クラウドでは上表の「一般的な利用可能数」と一致しない場合があります。 たとえばAWSとAzureはIPv4サブネット内で5アドレスを予約します。実際の設計では利用サービスの仕様で再計算してください。
/24・/27・/30では何が違う?
| 例 | 総IP数 | 一般的な用途イメージ | 注意 |
|---|---|---|---|
192.168.10.0/24 | 256 | 比較的大きめのLAN・サブネット | 必要数が少ない場合は広すぎることがある |
192.168.10.0/27 | 32 | 小規模セグメント | 一般的には30ホスト相当だが予約IPを考慮 |
192.168.10.0/30 | 4 | 小さいIPv4サブネット | 従来型では2ホスト相当。クラウドの最小サイズ制約とは別 |
同じ 192.168.10.x に見えても、プレフィックスが変わるとネットワーク境界も変わります。実際の範囲はCIDR計算ツールで入力値から確認してください。
/31と/32はどう扱う?
/31:ポイント・ツー・ポイントで使われる特殊ケース
RFC 3021では、IPv4ポイント・ツー・ポイントリンクで31ビットプレフィックスを利用する方法が定義されています。この用途では2アドレスを両端に使えるため、「ネットワークとブロードキャストを除いて0ホスト」と単純計算しません。機器・サービス側が/31をサポートするか確認して使います。
/32:単一のIPv4アドレス
/32 はホスト部が0ビットで、1つのIPv4アドレスだけを表します。ホストルートや特定IPを示す用途などで使われます。LAN用サブネットの「利用可能ホスト数」と同じ考え方では扱いません。
CIDRサイズを選ぶ前に確認すること
- 現在必要なIP数だけでなく、増設・一時利用・冗長化分を含める。
- AWS/Azure/GCPなどの予約IPを環境別に確認する。
- 既存VPC/VNet、拠点LAN、VPN、Pod/Service CIDRと重ならないか確認する。
- 小さく切りすぎて将来拡張できない、または広く取りすぎてルーティング・許可範囲を広げないようにする。
必要IP数ぎりぎりで決めない: たとえば「30台だから/27で足りる」と決めても、クラウド予約IPや将来増設を含めると不足することがあります。環境を指定して計算し、余裕を確認してください。